まずは自宅から!家庭で出来る災害対策

いざという時にそなえてあなたのご家庭でも地道な準備を!

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災害弱者を救うために

高齢者に起こりがちな不安死

災害対策において近年キーワードになりつつあるのが「不安死」という現象です。
高齢者はもともと環境適応能力が弱まっており、災害時に普段とは違う環境に突然置かれるとそれだけで不安になり、持病が悪化したり、気分が深く落ち込んでうつ病を発症したりします。
不安死が恐ろしいのは、相当な時間が経ってからでも症状が表れることです。
災害発生からしばらくは「何とかして助からないと」という意識が働きますし、あわただしい現実が次々に押し寄せてくるために症状を自覚することはありませんが、通常の生活に戻った時にふと孤独感を感じ、うつなどの症状が表れてくる場合があります。
不安死はれっきとした災害関連死であり、とくに身寄りのない高齢者に対しては長期的なスパンで医療的ケアを行っていく必要があります。
高齢者自身も、自分が抱える不安をできるかぎり自分自身でコントロールできるようなメソッドを身につけておくことがもとめられます。

避難所のバリアフリー化も重要!

身体に障害のある人にとっても、慣れない避難所で一定期間を過ごすことは想像以上に困難がともないます。
避難所というと小中学校の体育館や公民館のホールが指定されていることが多いのですが、そのような場所は必ずしもバリアフリーにはなっておらず、車椅子では移動さえもままならないケースがあります。
それ以上に深刻なのがトイレの問題です。
共有スペースそのものはある程度バリアフリーになっていても、個室トイレとなると簡易式のものになってしまい、車椅子のまま用を足すには充分な空間とはいえません。
トイレ以外にも、重度障害の場合は定期的な医療ケアが必要になる場合があり、そのためのプライベート空間が確保されている避難所は、残念ながらゼロに等しいのが現状です。